ロッテ朗希、10勝王手 先頭打者弾浴びるも5回1失点6Kで9勝目 日本ハムから勝利でパ5球団制覇

[ 2022年9月14日 20:50 ]

パ・リーグ   ロッテ8-1日本ハム ( 2022年9月14日    ZOZOマリン )

ロッテ・佐々木朗希
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 ロッテは14日、本拠地・ZOZOマリンで日本ハムと対戦し、8―1で逆転勝利。先発した佐々木朗希投手(20)は5回58球を投げ1失点の粘投で今季9勝目(4敗)を挙げ、2桁勝利に王手をかけた。また今季パ・リーグ5球団すべてのチームから勝利を挙げた。

 4月17日に8回無安打14奪三振の快投以来の対戦となった日本ハムに対して初回、1番の木村に先頭打者本塁打を浴びる立ち上がり。出鼻をくじかれた佐々木朗はその後、清宮らに安打を許して1死一、二塁のピンチも連続三振を奪い最少失点で切り抜けた。

 2回以降はリズムを取り戻し、ストレートの球速も初回157キロから5回に159キロと尻上がりに調子を上げてスコアボードに0を並べた。佐々木朗の好投に、日本ハム先発・鈴木を打ちあぐねていた打線が5回に捕まえた。

 先頭の茶谷が四球で出塁すると、荻野が三塁強襲の内野安打で一、二塁。高部が犠打で走者を送り、中村奨が左犠飛で同点。続く山口は左肘付近の死球で2死一、三塁となり、井上が左前打で逆転に成功した。

 続く安田が右翼後方へ大きな当たりを放つと、右翼手・木村が一度は打球をグラブに収めたものの、落としてしまう幸運打で一走の井上が一気に本塁へ生還し2点を追加した。さらに6回には2死から荻野が二塁打、高部が三塁打、井上が二塁打と3長打に四球と失策が絡み4点を奪い8―1と試合を決めた。

 4―1となった6回のマウンドに佐々木朗の姿はなく、5回わずか58球での降板となった。佐々木朗の降板後は西野、益田、佐藤奨の継投で逃げ切った。佐々木朗は今季9勝目となり、プロ初の10勝に王手をかけた。

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2022年9月14日のニュース