阪神・糸井 引退を最初に伝えたのは「リトル糸井です」 対戦にワクワクしたのは大谷「サイン欲しい」

[ 2022年9月14日 05:15 ]

阪神・糸井嘉男 引退会見 ( 2022年9月13日 )

引退会見であいさつする糸井(撮影・大森 寛明)
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 【阪神・糸井と一問一答】

 ――現役引退を決めた今の思い。
 「やりきりました。41歳まで野球ができて本当に幸せでした。この年までやらせていただいた阪神には本当に感謝しています」

 ――引退を決意した理由。
 「たくさんありますけど…。みなさんが超人、超人って呼んでくれましたけど、もう超人ではないのかなと感じましたし…。それは冗談で(笑い)」

 ――引退を最初に伝えた人は。
 「全て決断は自分でしてきたので、自分の心の中で。リトル糸井です」

 ――野手に転向して日本一、リーグ優勝を成し遂げたパ・リーグでの日々を振り返って。
 「日本ハムでは僕の野手としての可能性を引き出していただいた。オリックスでは、トレードという形で移籍したんですけど、主力として迎え入れてくれて、タイトルも獲らせていただいて、本当に感謝しています」

 ――17年からは阪神。この6年間はどんな時間だったか。
 「本当に衝撃を受けた。熱狂的なファンの声援、マスコミとかもそうですけど、全然違うなと。甲子園球場で初めてプレーさせてもらって胸が高鳴ったというか、最後、そこで終われるというのは本当に幸せです」

 ――近大の後輩・佐藤輝に期待することは
 「もっと練習せい(笑い)。絶対に球界を代表するような選手になってほしいと思いますし、ポテンシャルは持っていると思うので、僕は見守っていきたいと思います」

 ――阪神での優勝への思いは強かった。
 「もちろん。FAの時に力を貸してほしいと言われて入団したので絶対に優勝は経験したかった。できなかったのは僕の中では心残りなんですけど、それは今の選手たちに絶対にかなえてほしい」

 ――後輩たちへ託す思いは。
 「これからもっと、若い子らが出てくると思うので、そういう後輩の活躍というのは自分のことのように思って見ていようかなと思います」

 ――多くの投手と対戦したが、ワクワクした投手は。
 「ワクワクしたピッチャーもいっぱいいますし、対戦したくないピッチャーもいっぱいいましたけど、やっぱり大谷翔平投手。ものすごかったです」

 ――また対戦したかったという思いは。
 「あのー、サインが欲しいです」

 ――超人軍団のソフトバンク・柳田選手、オリックス・吉田正選手に連絡は。
 「もちろんしました。もう率直に今年でやめると。他球団ですけど“一緒に練習しましょう”と言っていただいて僕も2人には刺激をもらいました」

 ――超人と呼ばれることについては。
 「最初は“チョウジン”と言われて羽も生えてへんし、空も飛べへんし。そっちの鳥人やと思っていました(笑い)。でも、そうやって呼んでくださることでモチベーションは上がっていました」

 ――自分で超人と思うことは。
 「ありました。たまに。意味の分からない発言をしたり(笑い)。まぁ見た目とか、そんな感じですかね」

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2022年9月14日のニュース