阪神・矢野監督 V逸阻止に「あきらめない思いが形になって、本当にうれしいです」

[ 2022年9月14日 22:42 ]

セ・リーグ   阪神6-5広島 ( 2022年9月14日    甲子園 )

<神・広> 5回無死満塁、ヘッドスライディングで生還した梅野(右端)を迎える矢野監督(同2人目)(撮影・大森 寛明)
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 阪神は執念の逆転勝ちで再び4位・広島を退けた。矢野監督は「あきらめないっていう思いが形になって、本当にうれしいです」と安堵の表情。17日からの巨人、ヤクルト戦へ向け「目の前の相手をどう叩くか、一生懸命考えながら、その中で、自分たちの諦めない超積極的っていう野球を、しっかりやっていきたい」と先を見据えた。

 以下は矢野監督の一問一答。

 ――試合展開を見てみても大きな勝利
 「いやーもうすごい大きいですね。勝ててうれしいです」

 ――点を取られても取り返すという粘りはどう見たか
 「いや、あきらめないっていうのはね、チームで大事にしていることなので。そういう思いがね、形になって、本当にうれしいです」

 ――梅野の逆転タイムリーはどう見たか
 「いやーもうね、最高の形でね、タイムリーになってもう1点という形にもつなげてくれましたし。その前のチャンスメークもそうですしね。後半のワンバウンドも、リュウがしっかり止めてくれたっていうね。攻守でしっかりやってくれました」

 ――先発の伊藤将は
 「まあ立ち上がりで2点を取られて、その後もピンチでしたし。もう1点はね、ちょっともったいないな、というのももちろんありますけど。粘ってくれたところと課題っていうのもまだあるので。まだ登板あるんでね、最後もうちょっと頑張ってもらいます」

 ――リリーフ陣も失点はあったが粘り強く投げている
 「この緊迫感の中でね、みんな大事な試合というのを分かりながら、その中で投げるっていうのは本当に難しいことですけど、気持ちの中で向かって行くっていうのを大事にしてくれていると思います」

 ――2日休んで巨人、ヤクルトと当たる
 「いやもう勝つしかないんでね。目の前の相手をどう叩くか、一生懸命考えながら、その中で、自分たちの諦めない超積極的っていう野球を、しっかりやっていきたいと思います」

 ――梅野は難しい判断の犠牲フライで生還した
 「あれは本当に簡単じゃないんで、2つともよく判断良くかえってくれたし。簡単そうに見える人もいるかもしれないけど、あれは難しいんで」

 ――点の取り方は犠飛など一点一点いい形
 「うーん、もちろんどっかでホームラン出てくれたらね、それがいいんだけど、まあでも、ホームラン打てるバッターがズラッと並んでるわけではないので、そういうところでは全員がどこか絡むっていう、残り試合少ない中で、みんながチームに絡むっていうのはチーム全体が盛り上がると思うので、そういう試合をしてくれたっていうのは監督としてうれしいです」

 ――苦手としていた森下から点を取って勢いに乗れる
 「もう一回当たる可能性があると思うし、立ち上がりに点とられたビハインドからのスタートになってしまって、あの回ポンと抑えられると、ちょっとムード的に嫌なムードになるところを初回にみんなで2点取れたんで、初回の取られた後のすぐの2点も大きかったと思います」

 ――マルテは3試合連続で代打での打点
 「もう、どんなピッチャーでも別に苦手っていうのは基本ないと思うんで、どんな状況でも大事なところは基本マルテでいくというのは自分の中でも多分…、それに応えるっていうのも簡単じゃないけど、まあ、何とかしぶとくやってくれるバッターなんでね。チャンスにはもってこいのバッターだと思っています」

 ――岩崎が久しぶりのセーブ
 「うん、まあ、最近また状態もよくなってきているし、まあ、ずっとね自分が監督をやってる間、フルで投げてもらっているピッチャーなんでね。まあ、コンディションも難しい部分もあると思うけど、もう、ちょっとスグルに頼るしかないんでね。そういうところでまた、彼でもいいスタートが切れたと思うんで。残り試合も頼りにしないとねダメなんで。何とかスグルにつなぐようにとは思っています」

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