ソフトバンク石川7回途中1失点で6勝目 試行錯誤のフォームも「軸になるような投球」

[ 2022年9月14日 21:48 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―1西武 ( 2022年9月14日    ペイペイD )

<ソ・西>6勝目を挙げた石川はファンに向かって手を振る(撮影・岡田 丈靖
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 ソフトバンク・石川柊太投手(30)が7回途中8安打1失点で8月23日楽天戦以来の6勝目をマークした。

 初回からアクセル全開だ。1死後、源田、森をいずれも直球で空振り三振。2回以降は毎回安打を浴びながらも最少失点で切り抜け、「直球とフォークが凄く良かった。腕の位置が低くなってしまって、フォークが落ちない、球速が出ない理由だったので、そこを修正できた」と粘りの投球を振り返った。

 7回2死から金子に中前打を許し、降板となったが、スタンドからの大きな拍手が石川の粘投を物語った。今季は毎試合ごとにフォームを微調整し、試錯誤の日々。この日の投球内容に「ひと安心。この感じで投げられる可能性がある。いろいろやってきた中で出た結果なので、方向性として軸になるような投球になった」。悩める右腕にようやく一つの光が差し込んだ。

 今季は東浜と並んでチーム先発陣最多21試合に登板。前半戦は打線の援護に恵まれず、白星は伸び悩んだが「今までの勝ち負けはどうにもできない」と過去は振り返らない。チームは正念場の11連戦中、「先の戦いだけに集中していきたい」と次戦を見据えた。

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2022年9月14日のニュース