ニューヨークポスト記者が批判、大谷トレードに12球団ほどシナリオ提示もオーナーが聞く耳持たず

[ 2022年8月5日 06:39 ]

エンゼルスの大谷翔平
Photo By スポニチ

 ニューヨークポストのジョン・ヘイマン記者が4日(日本時間5日)、大谷翔平投手(28)のトレードについて、エンゼルス球団の対応に疑問を呈した。

 ヤンキース、パドレスなど12球団ほどがトレードのシナリオを提示したが、アート・モレノオーナーはオファーの内容を聞こうともせず、話し合いにならなかった。モレノ氏の部下たちへの説明は一言で「トラウトとレンドンがケガをしている状況で、大谷をトレードすることはできない」だったという。

 ヘイマン記者はエンゼルスは今、やり直しが必要だと説く。そしてマイク・トラウトの契約には完全なノートレード条項があり、アンソニー・レンドンはケガに次ぐケガでやはりトレードは難しい。一方大谷をトレードすれば、今回ナショナルズからパドレスに移籍したフアン・ソトのような多くの見返りを期待できる。他球団の首脳たちはエンゼルスはもっと真剣に考えるべきと言う。

 ある球団の首脳は「大谷はあと14カ月でドアから出る(FA権を得る)。出たらもう戻ってこない」と予言する。MLBの球界関係者たちは大谷は勝ちたがっていると信じている。しかしエンゼルスにはトラウトとレンドンの契約が重くのしかかり、大谷も調停権で、来季の年俸は現在の500万ドルからおそらく3500万ドルくらいまで跳ね上がる。しかしながらモレノオーナーはぜいたく税を払いたがらない。ゆえにこのチームが近いうちに勝つのはとても難しくなっている。

続きを表示

野球の2022年8月5日のニュース