パイレーツ・筒香やっと出た!今季1号「自分の中で良くなっているポイントが明確にあった」

[ 2022年5月9日 02:34 ]

ナ・リーグ   パイレーツ2-9レッズ、パイレーツ8-5レッズ ( 2022年5月7日    シンシナティ )

<レッズ・パイレーツ>第2試合の初回に今季1号を放ち迎えられる筒香(AP)
Photo By AP

 やっと出た!パイレーツの筒香嘉智内野手(30)が7日(日本時間8日)、待望の今季1号アーチを放った。レッズとのダブルヘッダー第2試合に「5番・一塁」で出場し、初回に左中間へ1号2ラン。出場21試合、80打席目での1号は今季2本目の長打となった。打率・191と苦しむ中で飛び出した得意の逆方向への一発を逆襲ののろしにする。

 直球に振り負けないよう、意識して始動を早めた。初回2死二塁で筒香が左腕ディールの91・2マイル(約147キロ)の高め直球を逆方向の左中間席へ。鋭く、コンパクトなスイングで打ち返し「焦りはなく、やれることを積み重ねるだけだったので、(本塁打は)もうそろそろ、という感覚があった」と笑った。

 昨年9月20日のレッズ戦以来の一発は出場21試合、80打席目での今季初アーチ。内容にも手応えを感じており「あの打球が上がるのと、レフトライナーになるのは僕の中で全然違う」と振り返った。

 長打こそが最大の魅力だ。昨季は移籍後のパ軍で5割を超えた長打率が今季は前日まで・203。長打は4月21日カブス戦で放った二塁打だけと迫力不足は否めなかった。それでも「結果が出ていない時は探りにいってしまう」と小手先の打撃は避けようと意識。「自分の中で良くなっているポイントが明確にあった」と迷いを断ち結果を出した。

 初回は1死からレイノルズ、筒香に続きカスティーヨも一発を放ち、現地中継局は「初回の3本塁打は球団初」と伝えた。打撃不振もあり最近は出場機会が減り、ダブルヘッダー第2試合が3試合ぶりの先発出場。球団史に名を刻む一発でチームの勝利に貢献した。

続きを表示

2022年5月9日のニュース