西武・山川の打撃理論に新庄ビッグボスも感服…「教えたって!」試合前に万波の指導お願い

[ 2022年5月9日 05:30 ]

パ・リーグ   西武5―1日本ハム ( 2022年5月8日    ベルーナD )

<西・日>3回、3ランを放つ山川(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 【Hero's File】西武・山川の打撃理論が日本ハム・新庄監督を感服させた。「芯に当たらなくても本塁打は打てる」。試合前練習中に近づいてきた敵将の質問に対する答えだった。今季4本塁打の万波が通りかかったため「教えたって!」と頼まれ丁寧に解説した。

 球を捉えるポイントは体の前。懐まで呼び込まず振り切る。通常、ポイントを前にすると体も前に出がちだが、新庄監督によれば、山川はそうならず、しっかりと体の軸で振り切っているという。その極意を万波に伝えたい。山川も「あの体をうまく使った時には勝てなくなると思うけど、敵だから教えないというのはない。12球団の良い打者を見るのは楽しいので」と出し惜しみしなかった。

 新庄監督は山川を「興味あるある!メジャーリーガーに多いタイプ」と称えた。だが、3連戦で3本塁打を浴びたのは痛恨。「山川君には何を投げたらいいんでしょう?」と悩ましげだった。(西武担当・神田 佑)

続きを表示

2022年5月9日のニュース