阪神・マルテが完全復調　前日に頭部死球も適時二塁打　1軍復帰へ「準備できている」

ウエスタン・リーグ   阪神5-10中日 （ 2022年5月8日    甲子園 ）

＜ウエスタン　神・中＞3回2死一、二塁、マルテは適時二塁打を放ち、笑顔を見せる（撮影・平嶋　理子）　
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　右足のコンディション不良から1軍復帰を目指す阪神・マルテが、2試合連続の適時打で完全復調を示した。ウエスタン・中日戦（甲子園）に「3番・一塁」で出場。3回2死一、二塁で育成左腕・福島の146キロを捉え、三塁線を破る適時二塁打とした。実戦復帰後3試合目、8打席目で初の長打だった。

　「状態はいいです。頭に昨日（ボールが）当たりましたけど、それも心配なくいけました。こうやって試合に戻れたことはうれしく思っています」

　前日は初回に頭部死球を受け、大事をとって4回の守備からベンチに退いたが、この日は問題なく7回まで出場。安打こそ1本だったものの、1打席目は左翼フェンスぎりぎりの痛烈なライナー性の打球、6回の3打席目の三直といずれも芯で捉え「しっかりボールを強くたたくことは常に意識している。きょうはそれができた」とうなずいた。

　患部の状態も安定しており、「自分は準備できているかなと思いますけど、後は首脳陣が決めることなのでそれを待ちたい」と1軍復帰への意欲も十分。臨戦態勢は整った。（阪井　日向）