金光大阪のエース・古川 1回戦から28投球回で自責1も悔し…「甲子園に帰ってきたい」

[ 2022年3月29日 05:30 ]

第94回選抜高校野球大会   金光大阪1ー6近江 ( 2022年3月28日    甲子園 )

<近江・金光大阪>岡冨(左)にマウンドを譲り、降板する金光大阪・古川(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 粘投も及ばず、因縁の相手を返り討ち…とはいかなかった。金光大阪のエース右腕・古川温生は6回まで2失点も、1―2の7回無死一塁で犠打を一塁悪送球。痛い3点目を奪われ、降板となった。

 「(再戦に)変な意識が働いてしまった。ミスを自分がしっかりカバーしきれなかったのが要因です」

 一身に敗戦の責を負ったが、痛打を浴びたわけではない。6回0/3を4失点も自責1。1回戦から28投球回で自責1は誇れる数字だ。

 同校の春夏通じて聖地初勝利から2勝。歴史を動かした右腕は「困った時に自分がマウンドに立てば大丈夫と思ってもらえるような投手になって、甲子園に帰ってきたい」と決意新た。横井一裕監督は「バッテリーが育んできたものを大舞台でしっかり出してくれた」と、ねぎらった。

 ▼吉見一起氏(金光大阪OB)打てないチームと言われていた中、バッテリー中心に守り切って2つも勝ち、本当に素晴らしい試合でした。全国の舞台に出ることで学校関係者やOB、たくさんの人が喜んでくれるということも、応援が力になるということも感じたと思います。上には上がいるということでこれからも日々進化してもらいたいと思います。僕も感動をもらえた10日間でした。

続きを表示

2022年3月29日のニュース