「お立ち台、僕っすか?」 ミラクルサヨナラ勝ちの広島 “神様”上本&龍馬が爆笑お立ち台

[ 2022年3月29日 22:28 ]

セ・リーグ   広島3-2阪神 ( 2022年3月29日    マツダ )

<広・神(1)>ヒーローインタビューを終え西川(右)にいじられポーズの上本 (撮影・奥 調)
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 広島は、29日の阪神戦に逆転サヨナラ勝ちし、開幕からの連勝を「4」に伸ばした。

 1点差を追う9回だった。新外国人マクブルームの右前打から始まり、代走・曽根の二盗。さらに上本がファウルで8球粘るなどケラーに12球を投げさせて、粘り勝ちの四球をゲット。これで勢いは完全に傾いた。

 続く代打・長野が投手強襲の内野安打で満塁となり、阪神はケラーをあきらめたが、西川が代わった湯浅から右越えとなる逆転サヨナラ打を放ち、決着した。

 お立ち台に西川とともに呼ばれた上本は「お立ち台、僕っすか?」とつかみの一言で本拠地の鯉党を沸かせると、四球の場面に「もう必死に、後ろにチョーさん(長野)がおられたので、何とかつなごうと思って“必死のパッチ”で。で、つないだんですけど、その後なんか“つなぐな!”と怒られました」と裏話を披露して、さらに盛り上げた。

 DeNAとの開幕3連戦では6安打3打点と活躍した上本だが「バッティングはあんまり得意じゃないんで、粘って、粘って、次につなげば100点です。調子どうのこうのじゃないですね。本当に勝ちたいので。その勝ちに向かって必死にやるだけです」とお立ち台で叫び、ファンから歓声を浴びた。

 さらにサヨナラ打の西川は「ホッとしています。先輩方がつないでくれたので、何とか仕事をしようと。(感触は)よかったです。横浜から良い流れで来れたと思うので、まだまだ始まったばっかりですけど、続けていけるように頑張ります」と宣言した。さらに、上本の粘りについて振られると、思わず「神です」と一言。上本が苦笑いする横で「もう、神が雰囲気つくってくれているので、明日も頑張ってもらいます」と話し、さらにマツダスタジアムを沸かせた。

 最後に西川が「お客さんがこんなに多い中で、サヨナラを打てて本当にうれしいです。引き続き、応援よろしくお願いします」と話した後、「最後は、神に締めてもらいましょう」と指名された上本は「なんで神なん?」と苦笑いが止まらなかったが、「え~ファンの皆さん、なんか下馬評ではすごい最下位と僕ら言われているみたいなんですけど、そんなん関係ねえ!やっちゃろうや~」とスタンドに呼びかけ、この日、最高の盛り上がりを演出していた。

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