中日・立浪監督 キャンプMVPは打率・083でも根尾! 「朝から一番練習していた」

[ 2022年2月26日 05:30 ]

<中日北谷キャンプ>立浪監督(右)の指導を受ける根尾(撮影・成瀬 徹)
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 中日は25日に沖縄・北谷キャンプを打ち上げ、就任1年目の立浪監督は「順調にこれたんじゃないか。100点かな」と振り返り、連日の早出・居残り練習で振り込んだ4年目の根尾をMVPに選んだ。「朝から一番練習していた根尾かな。頑張っていたなと思う」。誰よりも練習する姿勢に大きな可能性を感じ、将来の中心選手として期待。“立浪流”の激励でもあった。

 今春から外野に専念する根尾は2軍戦を含めた3度の対外試合で打率・083(12打数1安打)、2度の紅白戦2試合を含めても打率・111(18打数2安打)で数字の上では結果を残せなかった。

 「なかなかうまくいかない感じで来たが、そのうち何かつかんでくれれば…という思いはある。やってきたことが、これでいいと確信に変わってくれれば一番いい」

 思いは周囲も同じ。全体練習前から中村紀、森野両打撃コーチがつきっきりで指導。課題とする打撃時の手の動きを矯正するためバットやハンマーを投げたりさまざまな練習に取り組んだ。最終日も福留、大島がティー打撃で助言。森野コーチ、立浪監督も加わり、レジェンド級の左打者4人で熱血指導した。

 MVP選出を聞いた根尾は「シーズンでそう言っていただけるように頑張る。(応えるには)結果しかない」と決意を込めた。まだ理想のフォームは固まっていない。それでも、暗闇の先に光があると信じて進むしかない。(中澤 智晴)

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