阪神・桐敷は中日・大野雄に学ぶ! 26日先発予定の相手エース投球術「吸収していきたい」

[ 2022年2月26日 05:30 ]

笑顔で強化運動に励む桐敷(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 ドラフト3位・桐敷(新潟医療福祉大)にとっては、開幕ローテーション入りへの挑戦が始まる。26日の中日とのオープン戦に登板予定。初めて回をまたいでの複数回を課せられた。

 「テーマは左打者のインコースに投げること。そして、初球とか先頭への入りを意識していきたい」

 初実戦も同じ顔合わせだった。前回20日の中日との練習試合(宜野座)では1回を投げて京田、岡林、山下の左打者3人をパーフェクトに封じ、能力を高くアピール。ライバル球団のスコアラーにも要注意マークをつけられた。第2ラウンドでも実戦派左腕の力を証明するだけだ。

 楽しみにしていることがある。中日の先発は大野雄。最優秀防御率のタイトルを2回獲得し、20年には沢村賞に輝いた球界を代表する左腕。その投球から学ぶ姿勢は強い。「お手本とする投手。ランナーを出した時の投球、ピンチでの投球。そういうところを吸収していきたい」。一流の技に迫ることも宿題にした。

 昨秋のドラフト指名後の平成国際大戦では19奪三振で完全試合を達成。プロでも、まだ安打を許していない。初の実戦形式だった15日のシート打撃ではマルテ、ロハス・ジュニアら打者5人を無安打。20日も1回完全だ。「まだヒットを打たれてないけど、気にせず、自分の投球をして、チームに貢献したい。先発に入れたらベストだけど、中継ぎでも与えられた場面で投げるという思いが強い」。同一リーグでも小細工はしない。(鈴木 光)

続きを表示

2022年2月26日のニュース