ソフト杉山が22年型新グラブ初使用「潰れてからが筋トレ」

[ 2022年2月26日 15:17 ]

杉山は「潰れてからが筋トレ」との刺しゅう文字が入った新グラブを26日から使用した
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 ソフトバンクの最速160キロ右腕・杉山一樹(24)が最終第6クール初日の26日から、4年目に挑む2022年バージョンの新刺しゅうグラブを使用した。色は、燃える赤。左手を入れるポケットには「潰れてからが筋トレ」と銀色の明朝体でトレーニング時のモットーが刻まれていた。

 「ついに、できました。新型です」とニヤリと笑って、午前練習後に昼食を平らげた。

 杉山は、好センスなグラブ刺しゅうマニアとしても知られる。1メートル93、104キロの巨体だが愛用品の芸は実にきめが細かい。21年の昨季は「男は鶏胸肉」と栄養補給のモットーを記した。20年使用モデルには「人間がなったことがない世界遺産くらい大きくなりたい」との自ら思いで“世界遺産になりたい”と縫い付けていた。

 入団年からグラブ内外において個性的だった。社会人・三菱重工広島時代の恩師に「一頭くらい食え」とプロでの食事ノルマを課された「かずき 牛一頭」を入れた。「ユーチューブ最高」と入れているモデルもあるが待機中だという。大好きな炭酸飲料水に感謝を表し「○○・○ーラ、謝謝(シェイシェイ)」と入れる予定もあったが控えた。剛球だけでなく、毎回、反響抜群の入魂文字を披露し続けてきている。

 今季は、開幕ローテーション入りを狙って宮崎キャンプでアピール中。23日の練習試合・西武戦では3番手登板し、打者6人に3三振の2回完全投球で魅せた。このオフに潰れた後に、追い込んだトレーニングの成果は出ている。

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2022年2月26日のニュース