日体大・矢沢宏太、侍ジャパン飛び級選出が幻に「アピールする機会だった」 最速150キロの二刀流左腕

[ 2022年2月26日 22:18 ]

オープン戦   日体大8―0桐蔭横浜大 ( 2022年2月26日    日体大G )

今年初の実戦で豪快なスイングをみせる矢沢(撮影・柳内 遼平)
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 今秋のドラフト1位候補に挙がる日体大の矢沢宏太投手(3年)は26日、横浜市内のグラウンドで行われた桐蔭横浜大とのオープン戦に「4番・右翼」で出場し、4打数1安打2打点だった。

 中日のスカウト陣が4人態勢で視察する前で、6回に右中間へ2点適時三塁打を放ち「下半身の粘りで打てた」と振り返った。

 大学球界では異例の「リアル二刀流」でプレーする最速150キロ左腕。3月5、6日に予定されていた侍ジャパン・台湾戦(強化試合)には、プロ選手と並んで代表入りが決まっていたが、コロナ下で中止となり「アピールする機会だったので残念です」と悔しさをにじませた。

 入学時から目標にするドラフト1位指名へ「打撃も投球も状態を上げたい」と前を向いた。(柳内 遼平)
 
 ◇矢沢 宏太(やざわ・こうた)2000年(平12)8月2日生まれ、東京都町田市出身の21歳。6歳から「町田リトル」で野球を始め、忠生中では「町田シニア」でプレー。藤嶺藤沢では1年夏からベンチ入りし同秋からエースも甲子園出場なし。高校通算32本塁打。日体大では1年春から野手でリーグ戦に出場し同秋からリーグ戦に登板。2年秋に外野手、3年秋に投手でベストナイン。リーグ通算15試合登板7勝4敗、防御率1.59。38試合で打率.265、4本塁打、17打点。1メートル73、71キロ。左投げ左打ち。

 ▼中日・松永幸男編成部長 しっかり足も動いて、初戦では十分。投手として素晴らしい選手で、打者としてもしっかりスイングができて動きが良い。外野手のシートノックを見ていたが、肩も強く身体能力に優れている。走り方も良い。投手と野手の2つの能力を持っていることは間違いない。これから楽しみ。

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2022年2月26日のニュース