清原和博氏「やるべきことをやっただけです」「動けないぐらいのケガをしてて…」人命救助の現場語る

[ 2022年2月23日 18:23 ]

清原和博氏
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 中日・北谷キャンプを訪問している元プロ野球選手の清原和博氏(54)が人命を救助していたことが23日、分かった。同日正午頃、沖縄県那覇市内の明治橋交差点で、乗用車と大型スクーターが接触する事故が発生。友人と2人で車で通りかかり、事故を目撃した同氏は、すぐに後部座席から降りて、雨の中、救助を開始。路上に倒れていた大型スクーターの60代と見られる運転手を乗用車の女性運転手とともに、安全な場所へ避難させた。その後、救急車を呼び、負傷した男性運転手を病院へ送り出すのを見送ったという。

 清原氏は「たまたまなんですよね、自分が移動中に交差点で事故が起きまして。女性の方とバイクの男性の方が立ち往生していたんで。交差点のど真ん中で危なかったんで、その方も動けないぐらいのケガをしてて、道路の方に運ばせていただきました」と経緯を説明。いの一番に車から降りて向かった行動について「やっぱり、あのー。やるべきことをやっただけです、はい」と真剣な表情で話した。

 かなり交通量の多い交差点で降りる時に恐怖心はなかったかを問われると「まったく全然その、何ていうんですかね、交差点で運転されている方もビックリされたんじゃないですかね。あまりに大きな男が交差点のど真ん中に出て来て。皆さん、協力的に止まってくれて良かったです」と現場に居合わせたすべての人に感謝し、負傷した男性運転手を病院へ送り出すのを見送った当時の心境を語った。

 そして、この数年、命について考えることが多かった日頃の思いが勇敢な行動につながったかと聞かれた清原氏は「いえいえ、今回はその、命についてはもちろんそう、今回はたまたまそこに出くわしたということで、そういう行動をしましたけど。それよりも、命について考えたのは、やっぱりその、自分が起こした事件によって、野球というものを嫌いにもなりましたし。でも、こうして6年たった時に、立浪新監督の下、片岡2軍監督がやってくれて、球場にいることができたことが、本当に頑張って一日一日、生きてきて良かったなって昨日。本当に昨日は、2の数字が並んだと思うんですけど、自分の第二の人生というか、セカンドチ
ャンスが、このドラゴンズのキャンプ地からスタートできたんじゃないかというふうに感謝しています」と穏やかな表情で大きな出来事が重なった2日間を振り返っていた。

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