阪神“予祝”胴上げに矢野監督感謝 秋には本物体験だ「チャンピオンフラッグ持つ選手たちを見る」

[ 2022年2月23日 15:00 ]

<阪神春季キャンプ>“予祝”として胴上げされる矢野監督(撮影・後藤 大輝)
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 日本一早い?胴上げが実現した。阪神の沖縄・宜野座キャンプは23日に最終クールに突入し、全体練習前の宜野座ドームで阪神・矢野燿弘監督(53)が選手らによって胴上げされた。

 恒例の一日キャプテンとして糸井、西勇の2人が登場。最初に西勇が「予祝」と書き込んだTシャツを披露し、「未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで、現実を引き寄せることを“予祝”と言います。でも、ただ一つ、できていないことがある。なんだと思う」と問いかけた。糸井が「一つしかないやないか。優勝に向けて練習してるわけでしょ。これの練習してないの」と呼応。上着を脱いで「胴上げ」と書き込んだシャツをチームメートに見せた。

 2人で音頭を取る形で矢野監督を中央に招き、糸井が「矢野“さん”だから3回」とかけ声。矢野監督が3度宙に舞い、拍手などで盛り上がった。

 予祝は矢野監督が就任した当初から呼びかけるなどチーム内で定着。今回は事前には聞いておらず「うれしいサプライズ。気持ち良かった。(糸井)嘉男と(西)勇輝に感謝。そういう思いで戦ってくれるのは、俺にとってありがたい。感謝しかない」と喜んだ。キャンプイン前日に今季限りでの退任を表明。もちろん、秋には本物を体験するつもりで、「チャンピオンフラッグを持った選手たちが歩いている姿を一番後ろで見ること。それがいつも描いているイメージ」とうなずいた。

 西勇は「どうしたら盛り上がるか考えた」と振り返り、糸井は「いい雰囲気だったでしょ。もちろん、絶対にやり遂げたいこと。予祝は引き寄せられると思っている」と力を込めた。

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