原点回帰のソフトバンク・上林 「自分の間」前さばきで見事に3安打 指揮官にもライバルにも成果見せた

[ 2022年2月23日 05:30 ]

練習試合   ソフトバンク4-2西武 ※特別ルール ( 2022年2月22日    宮崎・アイビー )

<ソ・西>2回、右前打を放つ上林(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・上林が西武との練習試合で3安打し、中堅の定位置争いで前進した。「7番・中堅」で先発出場。対外試合初打席となった2回1死一、二塁では右前打し、4回1死三塁で適時内野安打を放つと二盗にも成功。6回先頭では教科書通りの中前打を放った。

 「自分の間(ま)で打てた。試行錯誤してきたことが今日はまった。初の試合で猛打賞は自信にしていい」

 今キャンプでは原点回帰し、ボールを前でさばくことを意識している。試合前の打撃練習は指揮官が付きっきりで見ていた。「始動を早くして、足を上げるのも早く」(藤本監督)。効果は早速表れて、ヘッドの利いた強い打球が戻った。

 左翼は栗原、右翼は柳田が有力で、残る外野は中堅の1席しかない。牧原大が7回に右中間適時三塁打を放つなど、競争の激しさは増してきている。佐藤直、柳町らライバルが多いが、上林は「他は気にしない。これを維持するだけ」と気を引き締めた。

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2022年2月23日のニュース