阪神・藤浪 もう直球体感150キロ超え!受けた梅野が証言「内容の濃い投球。すごい楽しみ」

[ 2022年1月31日 05:30 ]

キャッチボールを行う阪神・藤浪(手前)(撮影・成瀬 徹)
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 ブルペン内に、阪神・梅野の声が響いた。「速っ!」。連日のブルペンで、藤浪が迫力満点の投球を見せた。構えるミットも、力のある球に震えた。またも「速っ!」。そして「いいねえ」。仕上がりの早さでは、ともに並んだ開幕候補の青柳、秋山らも圧倒した。

 まだ1月。それでも宜野座合流初日に投球を受けた梅野は「余裕で(150キロ以上)出とる。めちゃくちゃ速かった」とうなった。30日は50球。150キロ超の直球にカットボール、スプリット、そして巨人・菅野直伝のワンシームと変化球の調整も順調だ。

 球界も注目した菅野との合同自主トレをへて背番号19がどう変わったのか。梅野は3点の「菅野効果」を口にした。(1)「びっくりするくらい仕上がりが早い」(2)「球のバラつきが少ない」(3)「イメージ通りの球筋が例年より多い。感覚の中で収まっている」――。総括する形で「内容の濃い投球だった。すごい楽しみ」と期待した。

 藤浪本人も手応えを感じてキャンプインに臨む。「いきなり変わるものはないけど、それも含めていい状態だと思う」とうなずき、「もちろん」と開幕先発ローテーション入りに狙いを定めた。梅野から受けた「ちっちゃいことにこだわったらキリがない。シンプルかつ大胆で」の言葉も胸に刻み、10年目の進化を証明するキャンプに向かう。(鈴木 光)

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2022年1月31日のニュース