前日本ハムの秋吉 独立リーグ入り決断 自由契約もNPBからのオファーなし

[ 2022年1月31日 05:31 ]

日本ハムを自由契約となり、独立リーグ入りを決意した秋吉
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 日本ハムを自由契約となっていた秋吉亮投手(32)が、国内独立リーグ入りを決断したことが30日、分かった。秋吉はスポニチ本紙の取材に、球団名こそ明かさなかったが、「1月末を期限にNPBからオファーを待っていましたが、NPB復帰を目指して独立リーグでプレーします」と語った。

 プロ8年目の昨季は8月に国内FA権の取得条件を満たしたが、自己最少の10試合登板に終わった。このオフに日本ハムが保有権を放棄して大田(現DeNA)、西川(現楽天)とともに自由契約を通達された。NPBでの現役続行を目指していたが、今月末となってもNPB球団からオファーは届かず。独立リーグで健在ぶりをアピールしてNPB復帰のチャンスを待つ。

 ヤクルト時代の17年には侍ジャパンの一員としてWBCで活躍し、日本ハムに移籍した19年には25セーブを挙げたサイド右腕。「お金というより野球を続けたい気持ちの方が強い。このまま野球が終わる(現役を引退する)ことだけは嫌。まだまだ野球を続けたい」と悲壮な覚悟を口にしている。現在は母校の中央学院大などで自主トレを行い、プロ9年目に備えている。いったんNPBを離れることになるが、秋吉の闘志は衰えていない。

 ◇秋吉 亮(あきよし・りょう)1989年(平元)3月21日生まれ、東京都出身の32歳。都足立新田―中央学院大―パナソニックを経て、13年ドラフト3位でヤクルト入団。1年目から主に中継ぎとして活躍し、15年は球団新記録の74試合登板。17年WBCでは6試合で1勝0敗、防御率0.00。18年オフに日本ハムにトレード移籍。1メートル83、88キロ。右投げ右打ち。

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2022年1月31日のニュース