ヤクルトの42歳・石川 史上2人目の40代2度目開幕投手へ闘志

[ 2022年1月31日 05:30 ]

キャンプ地の浦添でブルペン入りしたヤクルト・石川
Photo By スポニチ

 連覇へ熱い誓いを立てた。前日に沖縄入りしたヤクルト・石川が、キャンプ地の浦添市民球場でブルペン入り。座った捕手を相手にカーブ、シュートを交えて20球を投げ込んだベテラン左腕は、21度目のキャンプへの思いを語った。

 「本当に強いチームは連続して力を出せる。今年はまたスワローズらしい野球をしないといけないので、熱く演じて投げられるように」。30日、今季のチームスローガン「熱燕(ねつえん)―NEXT STAGE―」が発表された。高津監督が、球団初の連続日本一に向けて「スワローズの選手が熱く演じる」という意味を込めた。投手では現役最年長となる42歳の石川も燃えている。

 狙うのは、2年ぶり10度目の大役だ。「開幕からしっかりローテを回れるように。もちろん目指すべきところは開幕投手」と宣言。40代で大役を2度務めればプロ野球史上2人目。「年齢、実績関係なく、野球が上手な人が1軍のグラウンドに立つ。競争に勝っていきたい」。奥川や小川、高橋らとの争いを勝ち抜く。(青森 正宣)

 ≪過去には大野豊≫石川(ヤ)は20年に40歳4カ月で開幕投手。40歳以上で2度開幕投手を務めると、96、98年大野豊(広)に次いで史上2人目の最多回数になる。また、開幕投手の最年長勝利は、49年若林忠志(神)の41歳1カ月。今季開幕時に42歳2カ月の石川が勝てば73年ぶりに最年長記録を更新する。

続きを表示

2022年1月31日のニュース