巨人・中田 20キロ増112キロのレベチボディー「自信しかありません」

[ 2022年1月31日 05:30 ]

ベースランニングをする中田(撮影・森沢裕)
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 男・中田翔。自信しかありません――。昨季より一回りも二回りも大きくなったボディーに負けじと、巨人・中田にビッグマウスが戻ってきた。

 宮崎合同自主トレ最終日。木の花ドーム内で行ったマシン打撃で、鋭い打球を飛ばした大砲は報道陣から「レベチ(レベルが違う、の意)?」と向けられると「流行語大賞獲れなかったからね。一生言わないよ、レベチなんか」とニヤリ。自己最多31本塁打を放って3度目の打点王に輝いた20年に打撃の感覚、打球の伸びを表現していた言葉を封印する。代わりに「今年は自信しかない」と明言。直後に「巨人の選手っぽく、きれいな言葉で言わなあかん。“自信しかありません”」と言い直し、マスク越しに笑みを浮かべた。

 「レベチボディー」で自信を取り戻した。日本ハム時代の昨年6月にヘルニアのため離脱。8月には同僚選手への暴力行為で出場停止となり、無償トレードで巨人へ移籍した。心労も重なり、体重は92キロまで減少。持ち前の豪快な打撃が影を潜め、移籍後は34試合で3本塁打に終わった。

 このオフはトレーニングで筋量を増やし「普通の人の茶わん4杯分ぐらい」という食トレも敢行した。20キロ増となる112キロまで体重が戻ると、打球の伸びも実感。「試合ではこんなに振らない。今日が10割だったので、今年の感覚では6割か7割。それで十分だと思う」とうなずいた。

 宮崎は侍ジャパンの合宿などで数回訪れたことがある程度で「凄い新鮮です。早く外で気持ちよく打ちたい。体の重さも感じないし、動きづらさもない」。取り戻した自信を胸に、宮崎の空に白球を飛ばす。(花里 雄太)

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