DeNA　助っ人陣が今月中旬来日　キャンプ早期合流へ

DeNA・オースティン
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　DeNAのタイラー・オースティン外野手（30）、ネフタリ・ソト内野手（32）、フェルナンド・ロメロ（27）の主力助っ人陣が、今月中旬に再来日することが7日、分かった。14日間の隔離後、2月1日スタートの沖縄・宜野湾春季キャンプに早期参加する可能性が高い。

　同じ失敗は2度繰り返さない！DeNAは昨季、コロナ下でビザ発給が凍結され主力助っ人陣の来日が開幕後にずれ込んだ。開幕時に助っ人が1人もいないのはDeNAだけとなり、新任の三浦大輔は開幕から「純国産メンバー」で臨むこととなった。

　だが開幕6連敗に続き4月には10連敗。戦力不足が明白で、大型連敗中には三原一晃球団代表が「戦力を整えるのが我々の仕事だが、それができず大変申し訳なく思う」と頭を下げる異例の事態となった。結局シーズン序盤の出遅れも響き、チームは6年ぶりの最下位。指揮官は「悔しいシーズンだった」と唇をかむことになった。

　球団はその反省を踏まえ、今オフは在籍2年目以上となる助っ人陣のビザ発給手続きに、慎重に取り組んできた。そしてその成果が表れた。

　一方で、チーム戦略として、石井野手総合コーチ、斎藤隆チーフ投手コーチ、鈴木打撃コーチら98年V戦士の就任や、宮崎、大和、三嶋、桑原ら主力選手との複数年契約、大田、藤田と経験豊富な野手の補強と、オフの充実ぶりも目立った。

　助っ人陣の早期来日も心強い朗報となる。契約最終年を迎えた番長の最下位からの逆襲へ、その足場は確実に踏み固められつつある。