日本ハムドラ1・達 ビックボス助言の“ツヨシーム”習得へ「スライダーとは逆のボールも必要」

[ 2022年1月8日 19:07 ]

<日本ハム新人入寮>ダルビッシュの巨大看板の前でカビーと笑顔の達(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハムのドラフト1位・達孝太投手(17=天理)が、“ツヨシーム”を磨いて1軍のマウンドに立つ――。8日、千葉・鎌ケ谷の「勇翔寮」に新人3選手とともに入寮。天理高の中村良二監督(53)から送られた青のオーダースーツに身を包んだ1メートル94の大型右腕は「いよいよ、あすからプロ野球選手としての一歩が踏み出せる。期待しかないです」と、新生活に胸を躍らせた。

 将来のエース候補には、ビッグボスから冬休みの宿題が与えられていた。先月5日の新入団発表で達は、指揮官から「“ツーシームはあった方がいいよ”」と助言を受けたという。これまでシュート系の球種は持ち合わせておらず、右腕も「横のスライダーとは逆の軌道のボールも必要だと思う」と必要性を実感。以降は、新球の完全習得に向けて猛練習を重ねてきたという。

 日本ハムの北海道移転1年目、開幕戦が行われた04年3月27日(大阪ドーム・近鉄戦)が誕生日。「それを聞いた時は正直、すごいびっくりしたがそういう縁もあったのかなと思います」と振り返る。18歳となる今年の誕生日は開幕3戦目のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で「そういう立場にいさせてもらえるのであれば、投げてみたいなと思います」と、バースデーデビューにも意欲を見せた。

 初詣でのおみくじは人生初の大凶。仕切り直しの2回目に、背番号と同じ16番くじで大吉を引いた。周囲の期待にも、注目度の高さにも右腕に焦りは全くない。「まずはケガなく、一年間戦えるように。焦らずにゆっくり、体を作っていければと思っています」。新球をひっさげ、一軍のマウンドに上がる。

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2022年1月8日のニュース