沖縄キャンプ 無観客も 「まん延防止」適用でNPB事務局長言及

[ 2022年1月8日 05:30 ]

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は7日、沖縄県への「まん延防止等重点措置」適用が決まったことを受け、2月に同県で行うプロ野球の9球団の春季キャンプについて「態勢を変えなければいけない時は速やかに変える」と、無観客に変更する可能性に言及した。

 昨年のキャンプは新型コロナウイルスの感染拡大で無観客を強いられ、今年は2年ぶりにファンを受け入れる準備を進めてきた。井原事務局長は「行政の取り決めが変更にならない限りは、その旗(観客を入れること)を降ろさない」としながらも「大前提は自治体の判断」と県の方針に従うことを強調した。

 11日にはサッカーJリーグと連携して設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」が開かれ、感染症の専門家を交えて対応を協議する。沖縄市をキャンプ地とする広島の鈴木清明球団本部長は「今は、これまで通り(観客あり)でキャンプを考えているが、会議を受けて対応したい」と話した。

 この日、沖縄県は同県は1414人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表。1日当たりの感染発表数として初めて4桁となり、最多を更新した。

 玉城デニー知事は感染状況の推移次第で「緊急事態宣言」への移行も視野に入れるなど予断を許さない状況が続いている。

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2022年1月8日のニュース