DeNA・嶺井が将棋大会席巻「嶺井システム」「我流の限界」

[ 2021年12月12日 23:31 ]

プロ野球最強将棋王決定戦の第4局で対戦した中日・平田(左)とDeNA・嶺井
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 トーナメント戦でプロ野球選手の将棋王「球王」を決定する「第2回プロ野球最強将棋王決定戦」(スポーツニッポン新聞社、ドワンゴ主催)が12日、都内で開催され、大会初参加のDeNA・嶺井博希捕手が注目の的となった。

 「嶺井システム構築だあーっ」と大会を放映したニコニコ生放送内の書き込みが盛り上がったのは、初戦の難敵・丸佳浩外野手(巨人)戦。嶺井は右四間飛車に王を寄せ続ける「王飛接近?」作戦で勝利。独特の戦略をファンは「嶺井システム」と称賛した。

 準決勝は昨年優勝の平田良介外野手(中日)戦。勝利で一気に初出場初優勝まで駆け上がりたいところだが、実力で上回る相手に防戦一方。対局は早々に平田勝利で決着がつき、今度は逆に「嶺井システムエラー」「代打・戸柱が欲しかった」などの書き込みが続いた。

 それでも大会を終えると嶺井は笑顔。2連覇を決めた平田との準決勝を「我流の限界を感じた」と振り返ったが、山川穂高内野手(西武)らも参加した個性派ぞろいの大会で「嶺井システム」は存在感抜群だった。

 注目を集めたことに「えっ、そんなに盛り上がっていたんですか。来年は野球も将棋も、もっとうまくなってこの場所に戻ってきます」と満足そうな表情を浮かべ会場をあとにした。(大木 穂高)

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2021年12月12日のニュース