古田敦也氏 ノムさんに感謝「監督に認められたい一心で成長できた」

[ 2021年12月12日 05:30 ]

野村克也氏をしのぶ会 ( 2021年12月11日    神宮 )

弔辞を読み終えて席に戻る古田敦也氏(撮影・篠原岳夫)
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 ヤクルト元監督の古田敦也氏は「プロアマ問わず、監督から薫陶を受けた選手たちが今、指導者として多く残っています。監督の思いを引き継ぎ、これからも球界発展のため尽力していきたい」と恩師に誓った。

 会場を見渡して口を開いた。「高津監督と矢野監督が優勝争いし、セ・リーグを最後まで盛り上げた。東京五輪で金メダルを獲得した侍ジャパンの稲葉監督も、野村監督の教え子です」。

 自身は06年に野村氏以来29年ぶりとなる選手兼任監督に就任。現代野球では不可能とも言われた重職を担い、翌年の現役引退まで全うした。「指導は時に厳しく、時に厳しく。監督に認められたい一心で成長できた」。野村氏が残したものの大きさを、古田氏の言葉が物語った。

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2021年12月12日のニュース