古田敦也さん ノムさん偲ぶ「一番怒られたのは間違いなく僕…断トツだと」 弔辞は紙を見ず「お顔を」

[ 2021年12月12日 16:48 ]

「野村克也さんをしのぶ会」で弔辞を述べた古田氏(撮影・白鳥 佳樹)
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 元ヤクルト監督で、野球解説者の古田敦也さん(56)が12日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)に生出演。ヤクルトを3度の日本一に導いた名将で、昨年2月に84歳で死去した野村克也さんを改めて追悼した。

 前日11日には神宮球場でしのぶ会が行われ、親交があった多くの球界関係者や教え子たち約600人が参列。古田さんも「その指導というものは時に厳しく、時に厳しく、そしてずっと厳しい指導でした。我々残った者はその監督の思いをしっかり引き継ぎ、これからも球界発展のため尽力していきたいと思っております。監督、本当にありがとうございました」などと弔辞を述べた。

 紙に書かれたメモなどを読まず、しっかり前を向いて弔辞を口にしたことについて聞かれると「せっかくね、目の前に写真がたくさんあったので。お顔を見ながらね、当時のことを思い出しながらお話しさせていただきました」と古田さん。「高津監督も言ってましたけど、90年代、特に我々…僕も同じ時期にやっていたんですけども『頭を使ってやるんだ』という今までとはちょっと違うアプローチで球界に色々なメッセージを伝え、その後もたくさんの球団で(監督を務めた)。球界における野村監督の功績って本当に大きかったんでね、それを我々がつないでいかないといけないなというふうに思います」と決意を新たにした。

 ここで、キャスターを務める東山紀之(55)から「一番継承されているのは古田さんだと思うんですよね」と“野村ID野球の申し子”として声をかけられると「一番怒られたのは僕ですね。間違いなく僕だと思いますね。断トツだと思いますね」としみじみと話していた。

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