西武3位の中大・古賀「大学4年間で頑張ってきたもので勝負」 山下、徳山…注目したい大卒「村上世代」

[ 2021年10月13日 09:00 ]

西武3位指名を受け、ライオンズタオルを肩にキャッチャーミットを構える中大・古賀
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 11日に開かれたドラフト会議。西武から3位指名された中大の古賀悠斗捕手は「負けたくない選手は?」という問いに、言った。

 「ライバル視という点では、キャッチャーで(高校時代のU18に)一緒に選ばれた(現広島の)中村奨成には負けたくない。大学4年間で自分が頑張ってきたもので勝負したいというのはあります」

 今回のドラフトで大卒からプロ入りする選手は中村やヤクルト・村上、日本ハムの清宮らと同世代。高校時代には「東の清宮、西の安田」を筆頭に、黄金世代と称された。プロ入り後はヤクルトに外れ1位で指名された村上(九州学院)が頭角を現し、今や世代を超えた球界の代表選手の仲間入りを果たした。

 古賀は福岡大大濠高2年秋から、未経験だった捕手に転向。高校通算52本塁打の打撃と、投手や内野手で培った強肩を生かし、中大では1年時からメンバー入りしている。大学進学後も同期で先にプロ入りした選手の結果を「気にしていた」と話し、刺激を受けていた。だからこそ「一年目から勝負して正捕手を勝ち取れるように、これからも上を目指して頑張りたいと思います」と鼻息も荒い。

 古賀の他にもヤクルト1位の山下(法大)やDeNA2位の徳山(早大)、高校時代に古賀とバッテリーを組んでいた同4位の三浦なども指名を受けた。「肩を自信にしているので、アピールしていきたいと思います」と古賀。切磋琢磨(せっさたくま)する「村上世代」に注目したい。(記者コラム・川手 達矢)

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2021年10月13日のニュース