クラーク初Vでセンバツ確実!辻田&山中のダブルエースが1失点継投 佐々木監督「夢みたいだね」

[ 2021年10月13日 05:30 ]

秋季北海道高校野球大会決勝   クラーク3―1旭川実 ( 2021年10月12日    札幌円山 )

<旭川実・クラーク>優勝を決め喜び合うクラーク(撮影・高橋茂夫)
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 クラークが旭川実を3―1で退けて初優勝した。ともに2年生の背番号3・辻田旭輝(あさひ)と背番号1の左腕・山中麟翔(りんと)のダブルエースが1失点継投。創部3年目で甲子園出場した16年夏に続き、来春の第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)への初出場を確実にした。また、未定となっている明治神宮大会(11月20~25日、神宮)の開催時は北海道地区代表として出場する。

 秋晴れの円山で秋初めての歓喜を味わった。16年夏の甲子園から5年。クラークが、全道の頂点をつかんだ。

 「とてもうれしい。まずは甲子園に行くのが目標だった」。辻田が頬を緩めた。完投した準決勝(対東海大札幌)に続く先発。6回途中で山中にマウンドを託して一塁に回ったが、9回無死一塁で再登板して後続を断った。

 今大会は、初戦の駒大苫小牧戦と2回戦の前年覇者の北海戦は山中が完投。この日は準々決勝・立命館慶祥に続く継投策で執念を見せた。チームとして全道大会5試合でわずか6失点での突破に「山中は仲間でありライバル。山中がいなかったら(自分は)伸びていない」と辻田。股関節の柔軟性を高めて球威につなげた右腕は、相乗効果を口にした。

 優勝インタビューを終え、ベンチに腰を下ろした佐々木啓司監督(65)は「夢みたいだね」とつぶやいた。夏の北北海道大会1回戦敗退で前代が終わった半月後、チームは帯広の森で亜大の夏合宿を見学した。佐々木監督と佐々木達也部長(38)の出身の駒大OBが亜大にいたことで実現。大学選手権優勝4度の東都の名門に目を奪われた。

 声の掛け合い、一球への取り組み…。白取太郎主将(2年)は「衝撃を受けた。声とダッシュが速いので意識するようになった」。キャッチボールから声を出し、どんな場面でも声を切らさないようになったのはそれからだ。ミーティングを重ねて全員で同じ方向を向き、迎えた秋。継投策に加え、7回は左翼を指し示した直後に白取主将がダメ押しの左翼適時打と機を見た采配で試合を制した佐々木監督は「(夏の敗退から)またエンジン点火する材料になった」と振り返った。

 初のセンバツ出場を確実にし、駒大岩見沢(14年閉校)を春夏計12度甲子園に導いた佐々木監督は「まだまだ成長過程」とチームの可能性に思いをはせた。目指すは、16年夏に取り逃した甲子園初勝利。山中は「全員野球で暴れたい」と来春を見据えた。(竹内 敦子)

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