先制V撃の阪神・近本 自己最多13度目猛打賞で打率・313 初の首位打者へ望みつないだ

[ 2021年10月13日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2ー1巨人 ( 2021年10月12日    東京D )

<巨・神23> 2回1死一、二塁、近本は2点適時二塁打を放つ (撮影・平嶋 理子)
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 チャンスメークでも、還す仕事でも、今の阪神で一番期待できるのが近本だ。決勝打となった2回2死満塁からの右前先制2点打を含む3安打。打率・313に上げ、初の首位打者への望みをつないだ。

 「(カウント)3―2まで持っていってからヒットを打てて、投手にも相手にもいい影響を与えたんじゃないかなと思います」

 2球で追い込まれながら、メルセデスの7球目スライダーをしぶとく右前へ。直前のヤクルト3連戦は4四死球こそあったものの10打数無安打。マジック点灯を許した悔しさを、第1打席からの3連続安打にぶつけた。

 13度目の猛打賞は自己最多。「ヤクルト戦で打てていなかったんで。初回から、自分の打撃を修正しながら打席に入れた」。打率リーグトップの広島・鈴木誠とは1分差だ。(山添 晴治)

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2021年10月13日のニュース