ダルビッシュ「よしやるぞ」 パドレス移籍を報告 旧知のパ軍GMとの電話で前向きに

[ 2020年12月30日 14:10 ]

ダルビッシュ有(AP)
Photo By AP

 カブスからパドレスへのトレードが正式に成立したダルビッシュ有投手(34)が30日、音声サービス「NowVoice(ナウボイス)」を更新し、トレードについて報告した。

 「サンディエゴ・パドレスへのトレードが決まったので、ご報告させていただきます」

 冒頭でそうあいさつしたダルビッシュはトレードの経緯を説明。事前にパドレスが獲得に興味を示し、カブス側へ調査しているという話は耳にしていたという。ただ、28日にレイズのブレーク・スネル投手のパドレスへのトレード移籍が合意に達した報道を見て、その時点で一度はパドレスへの自身のトレードはないと推測していた。

 もっともその後も代理人から、依然としてパドレスは獲得へ積極的に動き続けているという情報が届けられ続けた。交換要員も決まり、メディカル情報の精査を経て、トレードが成立。カ軍のジェド・ホイヤーGMから電話があり、トレード正式成立の報告と、3年間への感謝の思いを告げられた。

 「熱い思いと、チームにもたらしたものが大きかったと言ってくれて。とにかくやっぱり寂しいですね。カブスが大好きなので」と惜別の思いを口にしたダルビッシュ。それでも、すぐにパドレスのA・J・プレラーGMからビデオ通話の電話を受けると、気持ちは前向きに切り替わったという。プレラーGMはダルビッシュが12年にレンジャーズ加入した当時のレ軍のGM補佐で獲得に尽力していた。

 「不安もあったが、プレラーさんの喜んでくれている顔を見て、レンジャーズ時代の話もして、よしやるぞ、という感じになった」と明かした。

 「チーム変わりますけどやることは一緒なので。調整をしっかり始めて、いい体でスプリングトレーニングに行けるように、練習をケガないようにやっていきたいと思います」と決意を述べたダルビッシュ。続けて来年の目標も口にし「野球はそんなにないんですけど、1試合1試合なので」と前置いた上で、「NowVoiceを毎週更新すること」とファンへ向けて誓った。

続きを表示

2020年12月30日のニュース