NPB12球団ジュニアT 巨人Jrが初戦不戦勝、ソフトバンクJr関係者がコロナ陽性

[ 2020年12月30日 05:30 ]

試合前シートノックを行う巨人ジュニア
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 「NPB12球団ジュニアトーナメント2020」が29日、神宮と横浜で開幕した。大会はTQB(得失点率)を用いた勝ち上がり方式で行われる。神宮の第2試合は、前日の新型コロナウイルスのPCR検査でソフトバンクJrのチーム関係者1人から陽性反応が出たため、巨人Jrの不戦勝となった。

 年末恒例の大会にもコロナ禍が直撃した。巨人Jrが試合前のシートノックを終えると、05年から16回目を迎える大会で初の不戦勝が発表された。主催の日本野球機構(NPB)は「全12チームが28日に実施した自主PCR検査で、ソフトバンクJrのチーム関係者の1人が陽性と診断されました」と説明した。

 検査結果が28日の深夜に出たため試合開始までに濃厚接触者の認定ができず、全球団の了承を得た上で不戦勝を決めた。感染した関係者は無症状という。この日夕方にチーム内濃厚接触者の選定作業が終了。30日の神宮での第3試合にソフトバンクJr―ロッテJr戦が組み込まれた。

 対戦予定だった巨人Jrの西村健太朗監督は「どこから感染が広がるか分からない。僕らが逆の立場なら、何て子供たちに話すべきか」と相手の心情を察した。

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2020年12月30日のニュース