阪神、チェン獲得で台湾市場の開拓目指す グッズ製作着手し“大量輸出”視野

[ 2020年12月30日 05:30 ]

阪神と契約を結んだチェン
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 阪神が、チェン・ウェイン投手(35)の獲得を機に台湾市場の開拓を目指していることが29日、分かった。すでに営業部がグッズ製作に着手しており、担当者は台湾のスターであるチェングッズの“大量輸出”も視野に入れていることを明かした。

 「タオルのデザインを決めたり、ユニホームの背ネームとか登録名の確認もしながらつくっています。チェン投手は台湾で人気ということで、オンラインショップは海外発送も可能。台湾では日本野球の関心が高いと聞いておりその辺りをアプローチしていけたら」

 これまでも月に数件は台湾からのオンライン購入があったが、左腕の加入で注目度が増すことは必至で、営業側も敏感に反応した。

 また、甲子園歴史館は台湾人の来館者も多く「チェンコーナー」の設置を検討。担当者は「ご協力いただけるなら甲子園で初勝利したボールなどは展示させていただければ」と話した。甲子園では16年から「台湾デー」を例年実施。今年はコロナ禍で見送ったが、来年度の開催を目指しており、同担当者は「日台の懸け橋としてチェン投手にPRしていただければ」と、グラウンド以外での活躍にも期待を寄せた。(山添 晴治)

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2020年12月30日のニュース