DeNAから戦力外 浜矢、メキシコリーグ挑戦へ正式オファー待つ

[ 2020年12月30日 05:55 ]

昨季までDeNAでプレーした浜矢
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 今季限りでDeNAから戦力外通告を受けた浜矢広大投手(27)が29日に放送されたTBS「プロ野球戦力外通告」(後11・30)に出演した。

 幼い2人の息子をもつ浜矢は野球を諦めて、違う道を目指そうとしたが、4歳年上の妻は、「不安とかはないです。終わりは始まりじゃないけど、この戦力外を転機として、前向きにとらえていかないと」と現役続行への思いを後押しする。

 妻の親戚で今季限りで現役を引退した岩隈久志氏(39)から「たくさんチャレンジして、大きく成長した姿を見たい。期待しているし凄く応援してる」とエールを送られた。

 浜矢は「あとは腕を振るだけ」と意気込んで臨んだ運命の今月7日。家族が見守る中で打者3人相手に2四球、死球と結果を残すことができなかった。その投球に岩隈氏は「内容はフォアボールとか出してしまったけどボール自体は悪くなかった。変化球のスライダーとかのキレとかは十分に使えるボールはあった」と分析した。

 トライアウトから3日後、浜矢のもとにメキシコリーグ関係者から電話があった。そして期限最終日に千葉で活動する社会人硬式野球クラブチーム「ヌーベルベースボール」からも連絡を受けた。今後はメキシコからの正式オファーを待ちながら夫婦で話し合って去就を決める。

 ◆浜矢 広大(はまや・こうだい)1993年(平5)2月27日生まれ、奈良県出身の27歳。一塁手だった日高高中津分校2年秋から本格的に投手転向。Honda鈴鹿に進み、13年にドラフト3位で楽天に入団した。19年3月にDeNAにトレード移籍。通算40試合で3勝1敗0セーブ、防御率7・25。1メートル85、90キロ。左投げ左打ち。

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2020年12月30日のニュース