日本ハム“木田画伯” 原田2軍監督とともに改革取り組む

[ 2020年12月30日 05:30 ]

木田画伯の球界絵日記
Photo By 提供写真

 日本ハムの木田優夫投手コーチ(52)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、2軍総合兼投手コーチという新たな立場で臨む2021年について。2軍で新しく仕えることになるのは、原田豊2軍監督(62)です。2軍総合コーチとしての前任者でもある新2軍監督とともに、来季から2軍改革に取り組んでいきます。

 2020年ももう少しで終わろうとしていますが、ファイターズはもちろん来年に向けてすでに始動しています。その中で、僕は2軍総合兼投手コーチに配置転換になりました。前回も書きましたが、1軍投手コーチとしてチームに貢献できなかったことを反省し、ファームでは選手のために全力を尽くしていこうと思っています。

 僕がコーチとして仕えることになったのは新任の原田豊2軍監督です。原田監督は去年と今年の2年間、ファームの総合コーチをされていたので、つまり僕にとっての前任者なので、その辺りのことも教えていただきながらチームのために、選手のために、頑張っていこうと思います。

 覚えている人はいないかもしれませんが、実は2年前に原田監督がアマスカウトから2軍総合コーチに就任された時にこの絵日記で、ジャイアンツの原監督との関係や、その当時からいろんなことを教えていただいていたことを書きました。今回、改めて原田監督のことを書こうと思い、絵を描いてみたら前回と同じような絵になってしまいました。これは2年前も今も原田監督に対する思いが変わっていないという僕の心の表れかもしれません。

 アマスカウトとGM補佐、2軍総合コーチと1軍投手コーチ、そして2軍監督と2軍総合(兼投手)コーチ。立場や役職はお互いに変わりましたが、来年、ファイターズのために一緒に働けてよかったと思います。

 皆さん本当に大変な一年だったと思います。来年こそは良い年になるように祈っています。そしてファイターズにとって、ファイターズファンにとって、さらに良い一年になるように頑張ります。(日本ハム2軍総合兼投手コーチ)

 ≪プロ経験なしで就任≫原田2軍監督は東海大では巨人・原監督と同期で三遊間を組み、社会人の協和発酵の監督などを歴任。プロ経験がないままアマスカウトを経て、19年に2軍総合コーチに就任した。プロ経験なしで2軍監督を務めるのは、スポニチ本紙のプロ野球記者から転身してダイエー(現ソフトバンク)で2軍監督を務めた有本義明氏(89)以来26年ぶり。技術指導はもちろんのこと、人間教育の面でもその手腕が期待されている。

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2020年12月30日のニュース