中日・福留に聞く チームへの思い「勝って喜びたい」「選手同士考えられたら」

[ 2020年12月19日 05:30 ]

ドラフトで中日に入団時に撮った写真と同じポーズを決める福留(撮影・椎名 航)
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 阪神を自由契約になり、14年ぶりの中日復帰が決まった福留孝介外野手(43)が18日、年俸3000万円の単年で正式契約を結んで名古屋市内の球団事務所で会見した。

 【福留に聞く】

 ――阪神から見ていた中日の印象は。
 「若い選手もどんどん出てきて、投手力が一番にくる。僕がいたときから僅差のゲームを得意にするのは変わっていない」

 ――8年ぶりにAクラスに入った中日で優勝への思いは。
 「優勝を経験した選手が数少ないので、それを経験して一回り、二回り大きくなるチャンスがあればいい。皆で勝って喜ぶことがしたい」

 ――若い選手たちの成長ポイントは。
 「伸びる要素を持った選手がたくさんいる。外から見たら、選手が何をやっているのかは分からない。選手同士で話をしていろんなことを考えられたら」

 ――背番号9。
 「周りからは中日時代の1と阪神の8を足して9と言われるが、皆さんが好きに捉えていただければ。背番号どうのこうでなく、自分の形にできるよう頑張りたい」

 ――中日へ戻ることを想像していた?
 「先までのビジョンを持ってやっていなかった。1年1年、悪ければやめなきゃいけない。1年1年、勝負。先を見てやったことはない」

 ◆福留 孝介(ふくどめ・こうすけ)1977年(昭52)4月26日生まれ、鹿児島県出身の43歳。PL学園3年の95年ドラフトでは7球団競合の末に近鉄1位指名を拒否して日本生命へ。98年ドラフト1位で中日入団。07年オフにカブス移籍。13年に阪神で6年ぶりに日本復帰。MVP1度、首位打者2度、最高出塁率3度、ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞5度受賞。1メートル82、92キロ。右投げ左打ち。

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2020年12月19日のニュース