ソフトバンク・栗原 4.4倍増4400万円でサインし笑顔満開「ここまで大きくなるとは」

[ 2020年12月19日 05:30 ]

大幅アップで契約更改したソフトバンク・栗原はサンタの格好でケバブポーズをして笑顔(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの栗原陵矢捕手(24)が18日、ペイペイドームで契約更改交渉を行い、3400万円増となる年俸4400万円でサインした。6年目の今季は主軸を担い、日本シリーズではMVPの活躍。来季へ向けて打率3割に加え、フルイニング出場とゴールデングラブ賞の受賞を目標に加えた。

 ブレーク男に暖房いらずのホットな冬が到来だ。栗原は4・4倍増となる年俸4400万円でサインし、「ここまで大きくなるとは。しっかりやると、しっかり評価していただけるんだと改めて思いました」と笑った。

 捕手登録ながら今季は主に外野手として118試合に出場。ともに柳田に次いでチーム2位の73打点、17本塁打と、自慢の強打が6年目で花開いた。年間通して主軸として活躍し、巨人との日本シリーズでは4試合で14打数7安打、打率・500をマークしてMVPを獲得。勝負強さを兼ね備えた打力で一躍全国区となった。

 ただ、満足はしていない。すでに視線は真価が問われる来季へ向けられていた。これまで打率3割を目標に挙げていたが、さらにフルイニング出場とゴールデングラブ賞の獲得も加えた。

 「まずは最後まで出続ける、フルイニング出場ですね。あとゴールデングラブ賞は本当に獲ってみたいです。1年間戦ってしっかり成績を残さないと選ばれないし、印象に残る選手にならないと」とくしくもこの日に行われた同賞の表彰式の出席に憧れた。

 栗原は大幅アップに自覚を強くし、「いつまでも喜んでる場合ではない。改めて1年間、レギュラーで圧倒的な数字を打撃で残さないと。誰も文句を言えないような数字を残せるように」と決意を新たにした。オフには師匠と仰ぐ中村晃と自主トレを行う。打撃職人に今年も弟子入りし、打率・243に終わった打率の向上を求めていく。

 フルイニング出場での打率3割クリアとなれば、2013年に打率・341を記録した長谷川以来の快挙となる。「結果を出さないと。浮かれることなく、どうすればいいか、今も考えています」と来季へ向けて気持ちを引き締めた。

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2020年12月19日のニュース