オリックス・能見 虎の元同僚・鳥谷斬る、不敵笑み「もちろん抑えます」

[ 2020年12月19日 05:30 ]

オリックスのユニホームを身にまといポーズを決める能見

 阪神を退団し、コーチ兼任でオリックス入りした能見篤史投手(41)が18日、大阪市内の球団施設で会見し、元同僚のロッテ・鳥谷との対決を心待ちにした。

 能見は背番号26のユニホーム姿を初披露し、ロッテ・鳥谷との再会へ思いをはせた。

 「一緒にやってきた仲なので、もちろん抑えます」

 入団が1年遅いだけで阪神では15年間もの長い時間をともに過ごした。再び1年違いでパ・リーグへ移り、4月6日からの開幕4カード目で最初の激突を予定。「楽しむ部分と抑える部分、いろんな感情が出ると思う」と心待ちにした。

 阪神とは6月1~3日に交流戦が組まれ、甲子園凱旋も待つ。「自主トレをともにした大山、梅野と対戦機会があれば楽しみ」とうなずいた。

 新天地で頼もしいデータもある。新本拠地となる京セラドーム大阪では通算35試合で8勝4敗、防御率2・79の好成績が残り、救援に限れば13試合で計12回2/3を1失点、防御率0・71。「マウンドも高く、角度もあるように感じ、非常に投げやすいのは覚えています」と力を込めた。

 経験豊富な貴重な中継ぎ左腕としての戦力に加え、ブルペン担当コーチとしての指導力も期待される。「何か若手のプラスになれば。僕も新しい道なので、一緒に成長できたら」と共闘を呼びかけ、「またグラウンドに立てる。拾ってくれたことに感謝」と恩返しを誓った。(湯澤 涼)

 ≪紅白戦で5の1、3K≫能見が阪神時代に鳥谷と紅白戦で対戦したのは4試合で5打席あり、5打数1安打3三振、打率・200。最後に対戦したのは15年2月15日で中飛だった。

続きを表示

2020年12月19日のニュース