レッドソックス 本気の菅野&有原獲り、深刻先発駒不足…名門復活キーマンに!?

[ 2020年12月19日 02:30 ]

レッドソックスがW獲得に興味を示す有原(左)と菅野
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 大リーグは17日(日本時間18日)、各球団の監督会見4日目(全5日間)を迎え、レッドソックスのアレックス・コーラ監督(45)がポスティングシステムを利用し、大リーグ移籍を目指す巨人・菅野智之投手(31)、日本ハム・有原航平投手(28)に強い関心を示した。今季最下位に沈んだレ軍は先発陣が来季も厳しい状況。日本選手をポスティングシステムで同一年に2人獲得すれば、史上初めてとなる。

 ノドから手が出るほど欲しい。レッドソックスにとって、先発補強は今オフの最重要課題。コーラ監督は「先発は良くしないといけない。海外の市場は興味をそそる。他球団と同様に気にしている」と言った。指揮官は具体名こそ挙げなかったが、先発投手は菅野と有原。「とても才能があるし、すぐにでも試合に影響を与えられる」と高く評価した。

 今季最下位に沈んだレ軍の防御率は30球団中28番目の5・58。壊滅的な状況は現時点で変わりはない。エースの左腕セールが3月に左肘内側側副じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を行い、復帰は来夏以降。昨年19勝を挙げた左腕ロドリゲスも新型コロナウイルスによる心筋炎のため今季は登板がなく、来年も開幕からローテーション入りできるか不透明だ。現状で開幕から計算が立つ先発は右腕イオバルディだけしかいない。

 米メディアでも菅野の獲得候補にレ軍を挙げていたが、さらに有原も加わった。「先発ローテーションの話はいつもしている。フロントはずっと市場をにらんでいるし、チームの助けになる投手はたくさんいる」とコーラ監督。現役時代にはレ軍で松坂大輔(現西武)、岡島秀樹とプレーし、日本投手の活躍ぶりも間近で見てきた。

 最も欲しいのは長いイニングを任せられる先発投手だ。今季、菅野は20試合に登板し、投球回数は137回1/3。有原も20試合で132回2/3。ともに1試合平均で6回以上を投げており、2人の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏も「MLB球団は両投手が長いイニングを投げたことをとても評価している。2人への需要は高くなっている」と話している。

 レ軍は資金力もあり、ポスティングによる2選手の獲得も可能。同じ代理人で交渉もしやすい。最下位からの名門復活は、日本投手獲得が鍵を握る。

 ▽レッドソックスでプレーした日本選手 99年に入団した大家から16年に退団した田沢、上原まで計7人。全員が投手で、09年には松坂、岡島、斎藤、田沢の4人が所属した。岡島と松坂は07年、田沢と上原は13年にワールドシリーズ制覇を経験。抑えを務めた上原は日本選手初の胴上げ投手にも輝いた。

 ▽ポスティングシステム 日本のプロ野球から海外FA権の取得前に大リーグに移籍する制度。日本球団への譲渡金は選手が契約で保証される額により変動する。メジャー契約の場合、保証額のうち2500万ドル(約25億7500万円)までの部分の20%、2500万ドルを超えて5000万ドル(約51億5000万円)までの部分の17・5%、5000万ドルを超えた額の15%の合計となる。契約期間内に獲得した出来高払いの額からは15%が追加で支払われる。マイナー契約での譲渡金は契約金の25%。

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