ソフトバンク・中村晃 一塁手でGG賞受賞も「選手として長くやるため」来季は外野手で獲る!

[ 2020年12月19日 05:30 ]

三井ゴールデングラブ賞表彰式

ゴールデングラブトロフィを持つソフトバンクの甲斐(左)と中村晃(撮影・篠原岳夫)
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 守備のベストナインに贈られる「第49回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が18日、都内のホテルで行われ、記者投票で選ばれた19選手のうち代表の5選手が参加し、トロフィーと副賞の賞金50万円が贈呈された。ソフトバンク勢は両リーグ最多の4人が受賞。一塁手として初受賞した中村晃(31)は本職の外野手でも受賞したいと意欲を示した。

 13年目での初受賞。壇上で金色のグラブを手にした中村晃は、自然と笑みがこぼれた。日本ハム・中田と同票で一塁手部門に選出された。

 「一度は絶対に獲りたい賞だったので、選んでもらえてうれしかった。一年間、トータルで貢献はできたのかなと思う」

 外野手登録ながら、今季はチーム事情もあって60試合、一塁を守った。バント処理はもちろん、好捕でチームを何度も救った。「僕が捕らないとアウトにならない。打球もそうだけど、投げてもらった球をしっかり捕るという意識は凄いある」と、アウトのコールを聞くまでは気を抜かずにプレーした。

 打撃職人のイメージが強いが元々、守備へのこだわりは強い。今季は開幕前に両膝痛を抱え、万全な状態ではなかったが、「やっぱり守り勝つ野球は強いと思う。守備がいいチームは勝てるチームだと思う。打つことも大事だけど、守備は凄く大事」と思いを強くした。

 その上で、来季は本職の外野で同賞をつかむことが、新たな目標になった。「これから選手として長くやるためには外野を守れないときついと思う。外野でもう一度、この賞を獲れるぐらいのものを見せていきたい」と意欲を見せた。

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