安田兄弟オンライン対談1!ロッテ尚憲に兄・亮太「打率.221、6本塁打。これって活躍?」

[ 2020年12月19日 09:00 ]

オンライン対談し、画面越しにグータッチする安田(撮影・沢田 明徳)
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 プロとアマの垣根を越え、「3球勝負」の兄弟対談が実現!ロッテで今季87試合で4番を打った3年目の安田尚憲内野手(21)が、18年の日本選手権で三菱重工名古屋を日本一に導き、来季から再編・統合された三菱重工Eastに所属する兄・亮太捕手(33)からオンラインでインタビューを受けた。捕手らしい独特な目線からの質問に加え、12歳上の実兄だからこそ知る極秘エピソードも――。遠慮なしの「爆笑トーク」となった。(構成=横市 勇、柳内 遼平)

 兄「おう、お疲れ!オレがインタビューするからな。では、今季を振り返るということで!打率・221。しかも6本塁打。これって活躍か?」

 弟「開幕前に新人王を目指すと言ったけど、全然駄目やった」

 兄「レギュラーではなかったな」

 弟「今年はレアードもケガして、ポジションを与えてもらった。来年はレアードも復帰すると思うし…」

 兄「だいぶ、我慢してもらったもんな。オレが感謝やったもん。あんな成績で…。しかも優勝争いやろ。最初の打順は3番であかんくて、下位になって、途中で井口監督はなんか4番・安田と…書き間違えたんやろな。打順で心境の変化は?」

 弟「最初、全く結果が出てなかったので打順とか関係なく必死だった。徐々に優勝争いになるにつれて試合が決まる打席とかが増えていった。打てへんときは苦しかった」

 兄「最後に4番を外されたやんか。あと何試合かだったから、最後までいってほしかったけど、(CS争いが佳境で)チームも期待と現実のバランスを取らなくてはならない時だった。4番から外れてホッとした?それとも悔しかった?」

 弟「両方かな。でも、どちらかというと悔しかったかな。最後まで行きたかったけど実力不足だった。CS争いなので、自分の打順は関係なかった」

 兄「マーティンにアドバイスしてもらったことがあったらしいな?」

 弟「7月の試合後にマーティンが打撃練習に誘ってくれた。そこで“打席で悩み過ぎ。自信を持って立たないと相手もプロだから簡単に打たせてくれない。自分を信じなければ駄目だ”と言われた」

 兄「何を信じたん?打率・221で?」

 弟「最初は・045ぐらいやった」

 兄「あはは!それじゃ、信じるもんないやろ」

 弟「ないから、信じるのではなく、できるもんだと思うしかなかった」

 兄「そういうときに自分を信じられなくなるのはよく分かる。でも、そういうときこそチームが“いいから行け!”と勇気づけることも必要。いつか、おまえもそういうことを言える立場にならないかんだろ。そういう経験はよかったな」

 ▽プロ3年目の安田 初の開幕1軍で6月20日のソフトバンクとの開幕2戦目に「3番・DH」で出場も4打数無安打。7月5日の時点で20打数1安打で打率.050だったが、翌6日の西武戦で今季1号を放つと同21日から86試合連続で4番で起用された。8月末から不振で残り8試合となった10月31日の楽天戦で7番に降格すると11月4日のソフトバンク戦では9番に。レギュラーシーズン最終戦だった同9日の日本ハム戦で4番に復帰した。

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