阪神・岩貞“7回の男”に名乗り 8月に初の中継ぎへ配置転換も「生きる道が一つ増えた」

[ 2020年12月19日 05:30 ]

契約更改し、会見する岩貞(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・岩貞祐太投手(29)は18日、1500万円増の年俸4700万円で契約を更改し、“7回の男”に名乗りを上げた。

 「やるからにはホールドが付いたり、そういった大事な場面で投げていきたい。岩崎にしてもスアレスにしても強力な後ろがいるので、そこにつなげられるような、7回を投げられるピッチャーになりたい」

 7年目の今季は開幕ローテーション入りしながら精彩を欠き、8月中旬に初の中継ぎへ配置転換。救援では30試合5勝1敗8ホールド、防御率3・00を残し、左打者封じや回をまたぐなど数字以上の貢献が光った。

 「自分自身の生きる道というか、そういうものが一つ増えた」

 秋季練習中には矢野監督が「俺の中では中(リリーフ)がいいのかなと思ってる」と明かすなど来季もブルペン待機が濃厚。「まずは自分の地位を確立することから。ホールド数も今季の倍以上はやりたい。それ以上にピンチの時に呼ばれてマウンドに上がれる存在になれるように」と気合は十分だ。

 投手キャプテンに就き、9月で30歳を迎える21年。「チームを引っ張っていかないと。本当に覚悟を持ってやっていきたい」。同世代の岩崎とのセットアッパーコンビで、救援防御率が今季で4年連続リーグトップだった強力ブルペン陣を支える決意だ。(阪井 日向)

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2020年12月19日のニュース