中日・石川昂 バット工場訪問、2年目の飛躍へバランス重視の「完全オリジナル」の相棒作成

[ 2020年12月10日 05:30 ]

バットを削る工程を見守る石川昂(アシックス提供)
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 中日・石川昂が野球用具を使用するアシックス社のバット工場(愛知県豊川市)を訪問。来季のバットについて担当者と話し合い、バランス重視型の唯一無二な相棒を手に入れた。

 「1年目にいろんなバットを試して、その中で自分に合ったやつを今回、作らせていただいた。長打のためのバットというよりも自分がしっくり来たというのを作りました。今回は完全オリジナルです」

 プロ1年目の今季は内川(ヤクルト移籍)や鈴木誠(広島)モデルなど計9タイプのバットを使い、自分に合う1本を追い求めた。

 この日は工場で担当者と綿密に打ち合わせ。来季、使用するバットは今季、主に使っていたものより0・5インチ短い長さ34インチで、重さも20グラム軽くした880グラムと「バランス重視になった印象」(担当者)と操作性にこだわった。

 さらに、バットを構えた際、左手小指をグリップエンドにかけていることから、その場でグリップを削ってもらい微調整。「バットを持った時から、振った時まで」というほど、しっくり来たお気に入りの1本ができあがった。

 長打や飛距離を求めてバットの重さや長さを調整する打者もいるが、将来の4番候補は「長打を打てるか打てないかは自分次第。バットどうこうじゃない」ときっぱり。あくまで自身にフィットする1本を追求した。

 年明けは同じアシックス社のバットを使う鈴木誠と自主トレを行う。「自分の理想のタイプの方。打率も残せてホームランも打てるのが理想」と憧れの人とともに汗を流し、2年目の飛躍につなげる。

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2020年12月10日のニュース