阪神・高山 600万減でサイン プロ入り後初の無本塁打「来年はチャンスを取りにいくところから」

[ 2020年12月10日 15:00 ]

ダウン提示で契約を更改した高山俊
Photo By 代表撮影

 阪神・高山俊外野手(27)が10日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸3600万円から600万円ダウンの3000万円(金額はすべて推定)でサインした。

 「チャンスをもらいながらも生かし切れなかった。いい感触では入れたんですけど、開幕から1本出ないというところで、気持ちの焦りとか、そういうのはあったかなと思います」
 
 チーム内での春季キャンプMVPから始まった今季は開幕1軍も、打撃不振から3度の2軍落ちを経験。5年目で最少の42試合出場にとどまり、打率.152、3打点で、プロ入り後初めて0本塁打に終わる屈辱のシーズンとなった。

 「来年はチャンスを取りにいくところから。そういう立場で頑張らないといけない」と挽回に向けて既に気持ちは切り替えている。来季も外野はドラフト1位の佐藤輝明(近大)らとの熾烈(しれつ)なポジション争いが待つが、「競争とか、人と比べるというよりは自分の技量を上げてやっていかないと。立場的にも誰かが良くないから高山を使ってみようという立場ではない。自分の中で技術を上げるのが一番」。16年新人王は静かに逆襲に燃えている。

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2020年12月10日のニュース