巨人 今季二刀流挑戦の戸根、再び投手に専念

[ 2020年12月10日 14:31 ]

契約更改交渉に臨んだ巨人・戸根(球団提供)
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 巨人・戸根千明投手(28)が10日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万円減の年俸1800万円でサイン。今季は二刀流に挑戦していたが、「来年は投手一本で」と明かした。

 今季は高校通算39本塁打のパワーを活かして、7月から投手登録のまま二刀流に挑戦。9月の3軍戦で野手デビューし、指名打者や左翼で出場していた。だが、両立の難しさを痛感。11月のフェニックス・リーグに向かう前に原監督や阿部2軍監督と相談した上で決断した。

 来季は二刀流の経験を存分に活かす。左投げ左打ちの戸根は、左投手との対戦で「インサイド攻められた後に外にスライダーを投げられたら空振りした。インサイド攻めるのは大事なんだと再確認できた」と実感。左翼守備から見た投手の姿に「アップアップしているなとか、闘争心に満ちあふれているなとか、守っててすごくわかった。(坂本)勇人さんがよく“こいつのためになんとか点をとってやろう”と言う気持ちは、そういう態度から出るんだろうなと」とマウンドでの立ち振る舞いの重要性にも気づけた。

 来季は「もし143試合開催されるのであれば、50、60試合投げたい」。中川、高梨、大江ら中継ぎ左腕にライバルは多いが、再び分厚い胸を張ってマウンドに立つ。(金額は推定)

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