広島・大瀬良 3年連続開幕照準!右肘手術から回復順調「準備はしようと思っています」

[ 2020年12月10日 05:30 ]

契約更改を終えて会見に臨む大瀬良
Photo By 代表撮影

 広島・大瀬良大地投手(29)は9日、広島市内の球団事務所で交渉し、2500万円減の推定年俸1億5000万円で契約を更改した。今季は2年連続の開幕投手を務めるも、2度のコンディション不良による抹消を経て、9月に右肘手術を決断。プロ7年目で自己最少の11試合登板となり、5勝に終わった。

 「離脱した悔しさと申し訳なさがすごく強い。チームも思うような成績ではなかった責任を感じています」

 離脱後は、同期の九里、新人の森下が先発陣をけん引した。「すごく頼もしく見えたし、その輪の中に入って頑張りたいなと思って見ていた」。その2人は、開幕投手を奪おうとすでに名乗りを上げている。そんなライバルとは対照的に、3年連続の大役に向けて慎重に言葉を選んだ。

 「ケガで離脱したままオフに入った。(開幕投手を)やりたいけど、言ってなれるようなものでもない。ただ、いまのところその準備はうまくいっている。頼むと言われたときのために準備はしようと思っています」

 現在は大野練習場を拠点に、極めて順調なリハビリをこなしている。「ブルペンにも入れるかな…という段階だけど、オフなので体の状態を万全にして年明け、キャンプで例年の調整に入っていければいい」。10月下旬にキャッチボールを再開。1月には投球練習を行う予定で、春季キャンプには問題なく臨めそうだ。「若い子がどんどん台頭してきている。あるべき姿を見せていきたい」。今季の離脱によって、人一倍の正義感が燃えている。(河合 洋介)

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2020年12月10日のニュース