元阪神オーナー・手塚昌利氏お別れの会に500人参列 05年以来のV誓う

[ 2020年12月10日 05:30 ]

阪神・手塚昌利・元オーナーお別れ会の祭壇
Photo By 代表撮影

 4月18日に心不全のため死去した元阪神オーナー・手塚昌利氏(享年89)のお別れの会が9日、大阪市内のホテルで行われ、電鉄、球団関係者だけでなく井戸敏三兵庫県知事ら約500人が参列。故人をしのんだ。

 04年秋にスカウト活動に伴う裏金問題の責任を取る形で辞任した久万俊二郎氏に代わって手塚氏が電鉄会長となり、第7代としてオーナー職も引き継いだ。球団創設70周年の節目だった05年にチームは岡田彰布監督の下でリーグ優勝。06年に「村上ファンド」問題の責任を取る形で約1年半で辞任したが、実直で温和な人柄は内外で愛された。

 藤原崇起オーナー兼球団社長は「いつも穏やかで、新たな時代をつくってくださった。“あれ(05年)から何年たってんねや。しっかりやらんといかんね”と。こう言われているかもしれませんね」とリーグ制覇に向け思いを新たにし、岡田氏も「ほとんどやりたいようにやれみたいなそういう感じやった。口を出すとか一切なかった」と信頼して任せてもらったことに改めて感謝した。

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2020年12月10日のニュース