関西国際大 18日にもリーグ優勝 エース左腕・武次、2被弾6失点も粘りの完投

[ 2020年10月18日 14:30 ]

2020年度阪神大学野球秋季リーグ戦最終節1回戦   関西国際大6―6大体大 ( 2020年10月18日    南港中央 )

<大体大・関西国際大>先発したエース左腕・武次は2本の本塁打を含む8安打6失点で完投
Photo By スポニチ

 関西国際大が大体大と6―6で引き分け、18日中の優勝に可能性を残した。3試合目に予定している天理大―大産大で天理大が敗れれば、2018年秋以来の優勝が決まる。

 先発したエース左腕・武次春哉(あつや)投手は大学では初となる1試合2本の本塁打を浴びながらも6失点完投。今秋は3度の完封を飾るなど好調を維持していたが、初回1死一塁から大体大・坂井慎平外野手(4年=海星)の左中間への先制2ランで今秋初失点。4点リードで迎えた6回には1死満塁で代打・桜井大暉外野手(3年=滋賀学園)に左中間への満塁弾を許し「どちらも初球の変化球を打たれたので、配球パターンを読まれていたのかなと。勝ちにつなげられず悔しいです」と唇を噛んだ。

 それでも引き分けにより1ポイントを追加。今秋通算ポイントは23となり、2位の天理大との差は「4」まで開いた。残すは20日の大体大との2回戦のみとなった。武次は「今日のデータなどをしっかり整理して次の試合に向かいたい」と気持ちを切り替え、鈴木英之監督は「(天理大の結果は)どちらにしろ20日に勝てば優勝か。楽しみやなぁ」と笑顔。覇権奪回に向け試合後のミーティングでは「泣いても笑ってもあと1試合。みんなで喜べるようにしっかり頑張ろう!」と、ナインに声をかけていた。

続きを表示

2020年10月18日のニュース