智弁学園、延長戦制し選抜当確に王手

[ 2020年10月18日 12:44 ]

令和2年度秋季近畿地区高校野球大会   智弁学園9―8滋賀学園 ( 2020年10月18日    わかさスタジアム京都 )

<智弁学園・滋賀学園>10回1死満塁、サヨナラの右前適時打を放った竹村を迎える智弁ナイン(撮影・井垣 忠夫)
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 秋季近畿大会が開幕し、智弁学園がもつれた試合をものにした。6回までに6―2とリードしていたが、7回に4点差を追いつかれ、延長戦に突入した10回にも2点を勝ち越される苦しい展開。それでもその裏に5安打を集中し、底力を見せて逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 7回から代走で途中出場した竹村日向(2年)が同点に追いつき10回1死満塁から殊勲のサヨナラ右前打。打席に向かう前、来秋ドラフト候補の前川右京(2年)に「初球は見た方がいいかな?」と質問したが「自信もって(初球から)いけ」と後押しされ、初球の外角の直球をはじき返した。公式戦では自身初のサヨナラ打。「(エース左腕の)王雅(西村=2年)や一心(小畠=2年)の投手陣が抑えてくれるので、自分たちで打って返して勝っていきたい」と2年連続の選抜を見据えた。西村は141球で完投勝利。

 滋賀学園のエース右腕・阿字悠真(2年)は195球を投げ抜いたが最後に力尽きた。

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2020年10月18日のニュース