ソフトB・東浜 勢い止まらん6連勝でチームトップ8勝目 Vへ加速!20日にもM9点灯

[ 2020年10月18日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5-0楽天 ( 2020年10月17日    ペイペイD )

<ソ・楽>7回を投げ、無失点に抑えた東浜(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンク東浜はマウンドで自身の不調を感じ取っていた。それでも修正し、工夫を凝らし、そして腹をくくって7回、118球を投げた。4安打無失点で首痛から復帰した9月10日の楽天戦から6連勝。千賀、石川と並んでチームトップの8勝目を手にした。

 「制球、バランスを崩し、なかなか難しいマウンドでした。でも状態うんぬんじゃないと。(ストライク)ゾーンで勝負できるように。四球は出るもんと割り切って、開き直った結果、良かったです」

 3回まで5奪三振で無安打投球。ただ、配球の軸になる直球とカーブの制球に苦労していた。ベンチで女房役の甲斐と「カットとシンカーを散らしていこう」と話し合った。4回には1死から連続四球と左前打で満塁のピンチを迎えたが、銀次を遊飛、小郷をニゴロにいずれもカットボールで仕留めた。7回1死二塁ではシンカーがさえる。田中を空振り三振、下水流を三ゴロに抑えて救援陣にバトンを渡した。

 イニング間の工夫も生きた。6、7回の投球前のベンチ前でのキャッチボール。工藤監督から教わったカーブを投じる調整法を実践した。指揮官は「カーブは腕を振るので球のばらつきがなくなる。練習から取り入れさせてます。途中、いろいろあったがゼロで抑える。よく微調整をして投げてくれた」と粘投した東浜を称えた。

 これでチームは7連勝。貯金を今季最多20とし、2位・ロッテとのゲーム差を4・5と広げた。今後、東浜は今季自身4戦2勝で6試合残すロッテ戦に回る案もある。「内緒です。いい流れで(ロッテを)止めてるんですが(先発ローテーション変更で)状態、ルーティンが変化するのはどうかなというのはある。そこは秘密」と工藤監督。安定感100点の“鷹の優投生”はどのチームでも抑えるという信頼を得ている。

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